ブラジルのポルトガル語は、アルファべットの言語でも、日本語のように母音の発音が多いので、日本語みたいな単語も多い。
なかでも、簡単で、日本語と全く同じニュアンスで使えるのが、
「ね」と「よ」。
↓本文とは一切関係ありませんが…、
リオの海岸をバックにとまるかわいいスズメのシルエットをどうぞ♪
まず、「ね」は・・・
文法の本にも載っていて、英語の「~, isn't it?」(~、でしょ?)と同じ。
ポルトガル語だと
「~, nao e?(ノン エ?)」
で、これが会話の中に入ると短くなって、
完全に、日本語と同じ語尾の
「ね?」
になるのだ。
ブラジル人も男女を問わず、非常にひんぱんに使うけど、
日本人の私には、これがとっても使いやすい♪
相手が理解しているか確認する、念を押す、次を考える時間稼ぎに……
と、日本語の感覚でなんにでも使えるところがいい。
それでいて、私の不完全なポルトガル語でも、語尾に「ね」を散りばめるだけで、それらしく聞こえるから手放せない。
そして「よ」。
例えば、日本語で
「ここよっ!」
と言うのと全く同じに、ブラジルポルトガル語では
「Aqui yo!(アキ ヨッ!)」
と言う。
*aqui:ここ
“aqui”だけで通じるけど、“yo”は、「ほら、ここよ!」と感情がこもった時に、つい語尾にくっつけてしまうらしい。
これも、ことあるごとにとてもよく耳にして、そのたびに親近感を覚えて嬉しくなる。
「よ」は、人類共通の感情表現なのかもしれない、とすら思う。
ポルトガル語の愛すべき「ね」と「よ」だ♪