【2025年読書記録】 22.

『ロブスター』篠田節子著 

序盤から主人公が置かれた状況がわかりやすく、同じ目線で未知の世界に入り込むことができました。物語中盤で明らかになるタイトルが意味するものには驚かされます。後半になるにつれ主人公が当初目指していたことがまさかの展開になっていき、それでもその成り行きに納得してしまう自分がいました。何をもって自らの幸せとするか、改めて考えさせられます。