【2024年読書記録』③

『冬の光』篠田節子 著 

表紙のデザインとタイトルに惹かれ、新刊と思い手に取ったところ、実は既刊本でした。(おそらく新装版)


篠田氏の作品はもう何冊も読んでいて、読み始めたら文章の確かさやしっかりした世界観に裏切られることは決してない作家さん。今回も後半は止まらず一気に読みました。


男女に親子に師弟関係、どの位置に立つかで見え方は全く違ってきますが、自分ならどうするか、嫌と言うほど考えさせられる物語でした。


何とかしたくてもどうしようもない現実を突きつけられながらの着地点。うならされました。