【2023年読書記録』⑮
『風よ あらしよ 上』 村山由佳 著
これも一気に読みたい気持ちを抑えつつ、少しずつ楽しみながら読んだ書。同時進行で強い女性の物語を読んでいるので、知らず知らず身体にエネルギーが満ちてくるのを感じます。

しかもこれは評伝小説であり、書かれているのは実在の人物の半生。大杉栄と伊藤野枝。ずっと追い続けている2人のことが書かれたものでもあります。

恐れながら村山氏の小説は初ですが、こんなに力強いタッチの作品を書かれる方だとは思っていませんでした。

続きを読みたい気持ちが高まったところで上巻が終了。またの楽しみができました。