約30名からなる大忘年会で、昨夜は予定通りにヘベレケになりました。
二日酔いからの嘔吐。
この一連の動作は、なんべん経験しても慣れるものではありません。
気持ち悪い。
とっても、だ。
ですが、こんな時なのです。
詩人が人生を噛みしめ、言葉を残すのは。
平和で安心しきった状態は心地良い。
けれど、話題に乏しいし、神経が鈍る。
詩人やブロガーにとっては、あまり健全な状態とは言えません。
そんな話はどーでもよろしい。
今日は、音楽性の不一致の話をするよ。
クリスマスの話をすると思われたのなら、それは大間違いというものです。
昨夜の大忘年会にて、中学からの友人とも久しぶりに会い、昔話に華が咲いた。
惣一郎（仮名）は中学校の同級生。
高校では隣のクラスで部活が別。
このパターンは、疎遠になりがちです。
ですが、お互いに、よくHなビデオを兄の部屋から失敬してきては貸し借りをしていたので、友情は保たれました。
持つべきものはワイセツなビデオを所持する友達の兄です。
惣一郎は底抜けに明るい。
漆黒の乳首と年々薄くなる頭髪を僕等にからかわれても、決して隠したり、怒ったりしない。
したがって、仮性包茎を恥じることもありません。
隠しもしません。
隠せよ。
いわゆる、小さい野郎ではないのです。
人情味に溢れ、懐の深いご家族に育てられたからでしょう。
「生理キタ！ 惣一郎、ナプキン買ってきて！」
これを僕らの前で平然と言うお母上です。
そして、嫌な顔ひとつせず、平然と生理用品を買いに走る惣一郎。
僕はここに宇宙サイズの家族愛を見つけました。
日本の母、というと惣一郎のお母さんを連想する。
近年、体調を崩して入院生活なのだそうで、切ない限りです・・
高校時代、惣一郎は1つ上の先輩に恋をした。
吹奏楽をやり、ピアニストの綺麗な女性だったと記憶しています。
猛アタックの末、彼女の心を射止め、ヨロシクやっていた。
でも・・幸せな日々はある時、終わりを告げました。
別れたのであります。
理由を聞いた。
惣一郎「音楽性の・・不一致です・・・」
僕「そうか。それじゃ仕方ないな」
惣一郎「悲しいかな・・合いません」
僕「クラッシックの彼女と演歌の惣一郎じゃあな」
辛くても、泣きたくても、笑いを絶やさない惣一郎が、僕は好きです。
