11年 6月 22日(水) その3


映画「うさぎドロップ」。


フツーの独身サラリーマン、ダイキチ(松山ケンイチ)が、

おじいちゃんの隠し子である6歳の女の子、りん(芦田愛菜)を

引き取ることになり、子育てに奮闘するという、

ハートウォーミング・ストーリー。


ツイッターでも書きましたが、この作品、

今年ナンバーワンといっても過言ではないぐらいの大傑作!


プレスシートに書かれていたプロデューサーさんのコメント、

「ダイキチとりんとの関係を軸に、今までにない新しい形の

家族映画が作れるのではないか。」


確かに、新しい形の家族映画になっていました。


当初の脚本では、<子育ては犠牲じゃない>というテーマが

強調されていたそうですが、実際に子育て中のSABU監督が、

<親になると臆病になる><子育ては一人じゃ出来ない>

というメッセージを更に付け加えたということです。


そうなんです!

そのシーンが、特にめっちゃいいんです!

心に響くんです!


10歳と7歳の2人の子どもがいる私としても、この作品を観て、

子どもたちにもっと愛情を注がないといけないなと、改めて思いました。


ちょうど、鑑賞した日、愛娘が発熱で、私が出かける前に、

学校から帰ってきたということもあり、娘にすぐにメールしました。

「大丈夫?」と。


返信して来なかったですけど(泣)

帰宅してから聞いたら、「えっそうなん?寝てたわ。」

ま、そんな時もある・・・。


芦田愛菜ちゃん、演技がうまいのはわかってるけど、

この娘の演技は、ホントにすごい。

何ですか、あの「行かないで」と訴える表情は。


ダイキチと、りんちゃんが保育園で出会うシングルマザー役を、

香里奈さんが演じているのですが、

香里奈さんが、今まで私が観た作品の中で、一番いい!


松山さんと、香里奈さんとの距離の近付き方も、

スマートで絶妙でしたし。


何といっても、作品のメッセージが明確で、

ラストシーンも文句なし!

観終わった後の清々しさったらもう・・・。


映画「うさぎドロップ」は、8月20日から全国公開。


まだ子育てをしていない未成年の皆さんにも、

是非、観ていただきたい!

理由は、作品のエンディングを観ていただければわかります。


まだ2カ月先ですけど、覚えておいて下さい。

「うさぎドロップ」ですよ。