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【ストーリー】
アフガニスタン、ケニア、コンゴ・・・世界の紛争地域を取材で飛び回る報道写真家のレベッカは、常に死と隣り合わせになりながらも真実を伝えるためにシャッターを切っていた。
そんな彼女が仕事に打ち込めるのはアイルランドで暮らす理解ある夫と二人の娘のおかげ。日常生活を一緒に送れなくても、すべて上手くいっていると思っていた。
だが、あるとき取材のために危うく命を落としかけたレベッカは家族のもとへ帰国する。
その時初めて、離れ離れの生活に疲れ果てた夫、思春期の長女の本当の気持ちを知る。
報道写真家としての使命を選ぶのか、かけがえのない愛する家族との生活を選ぶのか――。

 

 

 

今日は特に映画を観ようと思ってはいなかったんだけどPrimeの映画でなんとなくぽちっと押していた。

こういう戦争もんとかって勢いと感情で終わっていく映画もあると思うんだけど

これはすごく落ち着いて見れる映画だった。

母であり妻であるレベッカと夫、娘二人。

愛する人の命を懸けた活躍にどう向き合うのか。なんかそれぞれが出ていたなぁって。

 

報道カメラマンという存在は私達に世界で起こっている真実を教えてくれる。

1枚の写真が国や人々を動かす。

報道がなければ私は平気で多国籍企業の商品を買って、消費して、捨てていただろう。

環境問題も考えることはなかったのかもしれない。

レベッカの言う

「第二次世界大戦後最大の犠牲者がコンゴで出ていたのに世界はパリスヒルトンのゴシップを追ってた」

一人になっていたと思う。パリスヒルトンのゴシックもあんまり興味はないけど。

 

今回見ようと決めたのは、最近の私の興味。

ジェンダーとかフェミニズムとか。

女性として働くということはどういうことなんだろうと思ってた私には考えるいい映画だったのだ。

 

じゃぁもしこのレベッカが男性で父だったら?と考えた。

レベッカは旦那さんに「君の死におびえる暮らしはもう耐えられない」と伝えられ、

戦場にはもう戻らない決意をする。子供たちの様子を見てけっこうすんなりと。

 

今まで見てきた映画の中での展開を考えてレベッカが父親だったら、どういうんだろう。

もしかしたら「俺の仕事に口を出すな」とか「どうしてわかってくれないんだ」とか

「子供たちの事は君に任せてるだろ」とか言って子供と向き合うのをさけ出す可能性もあるよね。

 

なんだろう。私の想像の中の男性像、肝ちっちゃいな。すんません。

でもなんとなく、自分の知らない世界(仕事と趣味以外)に対して弱めなような気がするのです。

まぁあたしも弱いけどさ、映画の中の男性と私の周りの人たち。

レベッカの旦那さんはむしろ理解のある旦那さんだったんだけど、愛する人を失う恐怖というものから

逃げ出したいんだろうなとすごく感じた。レベッカが死ぬか、レベッカの動向がわからなければ

こんなに不安に思うこともないからね。

 

ほいで母親の死におびえてた長女のステフが(この子も女の子なんだよな)

お母さんの仕事(写真)を見て影響を受けて、一緒にケニアの難民キャンプに行くんだけど

そこで起きたことをお父さんには言わないでと。

なんとなくさ、お父さんが事実を知ったら、どちらも傷つくってことを知ってたんだろうなぁと。

そしてどちらかを本当になくしてしまうと感じたのか。

最後きちんとおやすみなさいって言えてよかった。

確かに家族は壊れていっていたけど、子供たち(というかステフ)の成長が私は好きだった。

家族というか旦那さんが壊れかけてた。これが妻だったら毅然とするイメージ。

これも男女差別かな。

というか私の染みついた男女観なんだろうな。困った。

 

男女平等とは。わからん。

 

レビューにもさ、

仕事したいなら子供作んな

みたいのコメントがあって、「この人本気でそう思ってるのかな」とか考えてしまった。

私こういう人、きっと自己肯定力が低いんだろうなと考えてます。

自分より下を作って安心するみたいな。

 

なんかいっぱい書いたけど、最後のシーンが考えさせられるよね。

というかあの人たちは何者なの?あの子は自ら望んでなの?

あんな若い子が。。。

 

仏教のお坊さんが言ってたけど、

死んだらみんな地獄行きなんだから行き急ぐことないよー。

と脱線。w

 

でもいい映画でしたよ!一度よかったら見てみては?

(って文章長すぎて誰もここまでたどり着かないでしょうね。。。)

 

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