孫が夏休みに入ったので、じいじは色々と遊んでやらないといけないのだ。

 

朝のうちは近くの雑木林へクワガタ採りに行く。

しかし昔よく採れた樹液のたっぷり出たクヌギの木は殆ど伐採されて無くなっているのだ。

収穫は小さいカブト虫が一匹だ。昔はクワガタよりカブトの方が貴重だったけど、今はクワガタの方が少ないらしいね。

その後は、網を持ってセミ採りである。

これも、昔はクマゼミは少なかったのに採れたのは殆どクマゼミだ。

さらに河原に行ってバッタ採りまでしたので、年寄りはヨレヨレで死にそうになった。

子供の頃は何ともなかったのに、たぶん全てが地球温暖化の影響なのだろう。

 

帰ったら、めっけもん広場で買ってきたスイカを使ってスイカ割りをする。

 

昼間は暑いのでイオンへ映画を見に連れて行く。

幼児は1,000円で年寄りは1,100円。幼児と同じ扱いなのだが、安いんだからここは喜んでいいのである。

見た後は大型商業施設の誘客回遊手法に則り、孫達はオモチャ屋に吸い込まれていく。

まあでも、この中で遊んでいたら涼しいからいいんだけどね。

 

夜は紀州三大祭りの粉河祭りへ行く。

だんじりが走り抜けるを見て喜んでいたので、来年あたりは乗せるようにしてみようかな。

 

それにしても普段は全く人が歩いていない本町通りが人でいっぱいだった。

でも考えたら昔はもっと人が多かったし、道も狭かったし、だんじりも1週間くらいは朝まで放送禁止用語を大声で叫びながら押してたし、未成年飲酒当たり前だったし、彼方此方で殴り合いの喧嘩やってたし。

今から考えると昭和の時代って無茶苦茶だったけど、高度成長期と重なってなんか凄いエネルギーを感じるね。

と、家の前の道で花火大会をしながらふと思ったのである。