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「あなた! たいへんよ! ●●●(姪の名前)が通ってる、学校、たいへんなことなってるよ!」

 日本に来て間もない家内が以前の勤務先に電話してきたのが4年前のきょうだ。そう、ワタシの姪は池田小学校に通っていた。そして同級生の子供たちが殺されたのだ。ワタシは初め、家内がナニをいっているかわからなかったのだが、「masnニュースにもでてる!」といわれて、確かめてみると池田小学校事件が報じられていた。慌てて、兄に電話する、というと、「お義姉さんのところへ、電話してみる!」と家内がいう。外国人である家内ももうすっかり、ウチのニンゲンになっていた。

 その年の正月に義姉と楽しく話し、●●●(姪の名前)が「おばさん、ここ、●●●の通ってる学校!」と誇らしげにしていて、家内も「大きいねぇ。立派ね!」といっていたのだ。

 ワタシは兄の携帯電話にすぐさまにかけたが、他人のように「いま、ちょっと、急いでまして・・・」tp、切られてしまった(笑) 家内からは「●●●は大丈夫のようよ」と続報がしばらくして入った。兄が迎えに行ったようだ。それで慌てていたに違いない。

 夜半に兄から電話がかかってきた。「さっき、すまんなぁ」と兄。「わっかる。わっかてる。大丈夫やったんなぁ。よっかたなぁ」というと、「篠山から本社にむことったら(向かっていたら)、ラジオで池小、池小いうとるから、また、講演でもやっとるのやろ、おもっとたんや。(池田小学校、池田小学校と言っているから、講演でもしてのだろうと、思っていたんだ)」と兄。「そうやろなぁ」。教育大学で有名小学校だから、そんなこともあるかもしれないと思った。「そしたら、アレやろ。途中で折り返して、(学校へ)行ったら、泣いとったんで、スグ、連れて帰ってきたんや」。その後ろで、もう午前1時近くだというのに、玄関のブザーが鳴り、「共同通信ですぅ」という取材陣の声が聞こえ、義姉が「もう、遅いですから、帰ってください」と関西弁で応ずる声が受話器を通して聞こえた。「また、来たで。さっきはNHKや。ホンマ・・・」


これが忘れもしない「アノ日」なのだ・・・


参考≫

東京新聞/『安全な学校を』8人へ誓い 池田小事件から4年


あれから4年経過した。姪も大きくなった。でも、「こころの傷」はわからない。ただ、いつも「おじちゃん!」「おばちゃん!」「○くん!(息子の名前)」と、ウチの内輪の親戚の長女ぶりを発揮している。彼女が生まれた時はワタシも慌てて大阪に帰った。ちっちゃな紅葉のような手を忘れはしない。とても不思議な「生き物」だった。それが、もう5年生になった。

これからも、どんなことにもめげずに、まっすぐに、生きて行って欲しいと思うのだ。