『文藝春秋』の12月号の記事で、「憲法制定秘話 賢人たちの反省録」(保坂正康氏筆)を読む。いろいろ取りざたされている「憲法改正」論議だが、制定当時から、「改憲される」ことを想定して、制定されたことに頷きを覚えながら読む。
 関係者の『談話録』などがあるようで、七人(金森徳次郎・山田久就・入江俊郎・藤田嗣雄・土屋正三・佐藤達夫・角倉志朗)の会談があるらしい。コレは公表されていないらしい。既に制定時に「いずれ作り直さなければいけない」という認識の上に作られた、という談話が記録されているようだ。そして、「第九十六条[改正の手続き、その公布]の2項が障壁になってくる」とうことも予測していたらしい。
 このハナシは「憲法」を学ぶ上でも、一度読んでおかれるといいかもしれない