こどもの声は

とどかない


とどかないもの

とおくの世界へ

アーケードの天井

手をはなれた風船


あまった声

こぼれおちて

床をすべって

ただみてるだけ


あまったもの

だれのせいでもないものの世界

それは

天国のとちゅう

なつかしい

ゴミたちの国

ぼくときみの

まぶたのうらを旅立つ


まいあがって

とおくとおく

点になって

ぼくは輪郭


水と空気に分解されて

自由になる

ぼくは道筋