最初の夢 赤子の口は暗く あたたかい闇 残酷な想像におののきながら かろうじて母であること 父であることが影絵のように 映りこむように 小さな池に向かってその名を呼ぶ 立ちのぼる存在が 確かなものとなるように 夜明けの中 絶望の言葉を遠ざけて 何者かが 小さな水筒を持って そっと この世界に着地できるように