Unityの使い方を解説した本。

情報量は多いです。
また、初心者向けに書いてあるようで、
プログラムの基本的なところからじっくりと説明してあります。

が、どうも読みにくい。

明らかに実習を前提とした構成になっているにもかかわらず、
私は読んだだけなので、この状況での評価はフェアではない面もありますが。
にしても、実習をしたらそんなによくなるというものでもないような。

あることをする時に行う手順が、とにかく事細かに全部書いてあります。
そういう本は初心者向けの本には多いですが、しかしこの本はそういう本によくあるような、
写真を多用しているということもないです。
写真での説明がどうしても必要な部分に乗せているだけですね。

写真もなく、操作をとにかく最初から順番に一つ一つ並べている記述がほとんどです。
解説も入ってはいますが、操作説明の後でまとめてするだけで、
操作の一つ一つに対応していれてある部分はほとんどありません。

これはたいへん読みにくいです。

たぶんこの本は、教科書として使うために書かれた本なのでしょうね。
学校の先生の説明を一つ一つ書いたら、こういう感じになるでしょう。

説明の量もそんな感じですね。
生徒に実習のやり方を説明した後、じっくり解説する感じです。
話しているならこういう構成で分かりやすいのでしょうが。

ちょっと単独で出版する本としては、
どうにも不親切ですね。

一行一行解説を追っていくのは大変つまらないですし。
解説も端々に散らばっているので、調べるにもやりにくい。

Unityについて何週間かの講習の講師を引き受けた、
という場合は大変役に立つ本でしょう。

それ以外の人はほかの本読んだほうがいいように思えます。

Unityでゲーム開発者になる本 -上巻-/ワークスコーポレーション
¥2,835
Amazon.co.jp
Unityの本の中では、
もっとも薄くて小さい本。

内容の量そのものは少ないですが、
実際には初心者向けの懇切丁寧な説明を削っただけなので、
経験者ならこの本のほうが読みやすくてよいかもしれません。

懇切丁寧ではないので、実際触って試行錯誤する手間を省く役にはそんなに立たないかもしれませんけどね。

むしろ書いてあることの範囲は、
どちらかというと高度なほうかもしれません。

それが手堅くまとまっているので、
大変お得な本といえますね。

まあ分厚い本と同じくらいの値段なので、
値段を考えるとお得とまでは言えないかもしれませんが。
でも、損という本ではないと思います。

Unityゲームプログラミング―フリーの「ゲームエンジン」で開発! (I・O BOOKS)/工学社
¥2,415
Amazon.co.jp
Unityでスマートデバイス向けのアプリ作る方法を解説した本。

中身は大きな写真などを多用しています。

しかもスマートデバイスのアプリ公開には、
ネット上の事務作業をいろいろ行わねばならないため、
写真で説明をするとなると画面遷移でどんどんページを繰っていきます。

本の大きさを見て想像するのに比べかなり内容は少ないです。

とはいえ、実際に事務手続きを説明する一番わかりやすい方法はそれですし。
事務手続きというのは何をやっているか理解しにくいものなので、
わかりやすく間違えにくい資料というのは重宝するものです。

あと、事務手続きの説明ばかりが書いてあるわけではなく、
ゲームのつくり方もちゃんと書いてあります。
もちろんそっちのほうが量は多いですね。

こっちも写真が多く密度は薄いですが、
写真はわかりやすいですし、
内容は厳選してあって密度が薄くても実用性がある内容となっています。

とりあえずiPhoneで簡単なゲームを作ってみたいとかだったら。
かなり実用的かつてゴロでよい本ですね。


Unityで作るiPhone/Androidアプリ入門/マイナビ
¥3,129
Amazon.co.jp
Unityの本はいろいろ出ていますが、
そのほとんどは入門書です。

しかしこの本だけは違い、
ちゃんとしたリファレンスです。

エディタ系のクラスは載ってないようですが、
ゲーム中に動かすスクリプトで使うUnityのクラスは、
網羅しているようですね。

Unityはエディタを使って作業する部分も多いですが、
大体の機能はクラスAPIからも呼び出せるため、
このリファレンスに目を通せば大体の機能は把握できます。

解説文そのものは適当に訳しただけの部分もありますが、
全体的にサンプルコードも付属しているため、それを見れば大体の利用の仕方はわかります。
また、重要な点についてはコラムでの説明もしてあり、大変に役に立つ本です。

ぜひ買っておくべき本ですね。

Unityライブラリ辞典 ランタイム編/カットシステム
¥6,090
Amazon.co.jp
プログラムは、コンピューターに理解できるように書かなくてはいけません。
これはあたりまえ。
でも、それは難しいことではないのです。
なぜなら、コンピューターが理解できないプログラムは、
コンパイラがすぐにエラーを返してくれるから。
見分けるのは簡単です。

難しいのは、人間がわかるコードを書くことです。
とはいえそっちのレベルも最近は上がってきて、
人間にとって、かなりわかりやすいコードを書くことが求められてきています。
直観的にわかりやすく、かつコードの持つ構造が一目でわかるような、そういうコードです。

この本では、そういうコードの書き方について、解説してあります。

それは、規約通りに書けばできるような、簡単なことではありません。
日本語の文章をわかりやすく書く技術が、一生をかけても追及できるほど奥が深いのと同様、
非常に奥が深いです。

そういう奥が深いことについて、短い本ながら、
実例を挙げつつ懇切丁寧に説明してあります。

大変わかりやすくてよい本ですね。

ただ欲を言えば、コード例にC++なんかが多く、
Rubyとかのコードのように、なんてわかりやすいんだと感動するようなことにはなかなかならないということ。
地に足がついて実用的ではありますが、わかりやすく書こうと情熱がわいてくる、ということもないです。

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory i.../オライリージャパン
¥2,520
Amazon.co.jp
相変わらずパーフェクトな、
パーフェクトシリーズの一冊です。

JavaScriptという言語は初心者向けのように思われていることが多いですが、
実は大変奥が深い言語で、大変拡張性の高いライブラリを作ることもできます。

それでいて、ちょっと気を抜くと直感的ではない動きをすることも多く、
なかなか使いこなすのが難しい。

そういう言語の特性を事細かに説明したうえに、
HTMLのDOMや、HTML5、果てはNode.jsまで、
さまざま環境でそれを使う方法を解説した大変読み応えのある本です。


パーフェクトJavaScript (PERFECT SERIES 4)/技術評論社
¥3,360
Amazon.co.jp

CSS3について実用的に解説した本です。

前半の、CSS3の各機能の解説もわかりやすいですが、
より特徴的なのは後半でしょう。
単にCSS3の技術的な説明のみならず、
CSS3をってかっこいいデザインを実現するための具体的な方法が書いてあります。

グラフィックのデザインに慣れた人なら、
影の付け方やアイコンの動かし方などは自分で直感的に工夫できるのかもしれませんが、
慣れてない人間はそうはいきません。
見やすく使いやすいアプリケーションを作るためには、CSS3の技術的知識だけではなく、
それをどう使いこなすかというデザイン的な技術も必要となるのです。

この本では、MacのDock風のような動きをするアイコンなど凝った見た目や動きを持つ、
様々な実例を挙げて説明してあります。

この本を読めば、きちんと意味を持って機能を使いこなすことができるでしょう。
大変良い本ですね。

あと本文には関係ないですが。
著者近影がすごいです。技術書とは思えない。
さすがにデザイナさんは違いますね。
肩出している著者近影とか、初めて見た気がします。

CSS3デザイン プロフェッショナルガイド/毎日コミュニケーションズ
¥2,940
Amazon.co.jp
かなり頑張って作っていたのですが、
たいへん不評で困ったものです。

同じ方針で後二つ作成中だったので、
どうしたものやら。

自分では割といいと思っていたのですが。
センスがないと困りますね。

主に文章で資料を作って、
それをpreziでぐりぐり動かすとけっこういい、
という方法はあまり通用しないようです。

高橋メソッド風にしようと思ったのですが、
それで全文章を表示するというのも無謀だったのでしょうか。

どうしたものですかね。

とりあえず、もっと論理構造を前面に出して何とかならないか修整中。
はてさて。
社内勉強会用にpreziの資料を作っているのですが、
どうも時間がかかってしまっています。

作業の仕方が悪いのかと思い、タスクに分けて作業をしみたところ、
内容をまとめるのに半分以上の時間がかかっていました。

内容考えるのは作業方法を工夫しても、
あまり縮まりそうにないですねえ。

これはもうこれだけかかるものだと思うしかないかもしれません。
内容考えるのに時間がかかるのなら、PowerPointに切り替えても同じでしょう。
あまり時間を区切って資料作ったことがなかったのですが、
PowerPoint資料も時間を食いつぶして作っていたのですねえ。

一時間程度の勉強会資料が三日か。
大変なものですな。
著名なソフトウェアアーキテクトが、
ソフトウェアアーキテクトなら知るべきと思っていることを、
97+11ほど書いた本です。

著名な人が知るべきと一押ししている内容を集めたものですから、
たいへん奥深くさまざまなことが書いてあります。

大勢の人が書いていますので、
全体に一貫した流れがあるわけではありません。
技術的なことから組織内の立ち回りについてまで内容は様々。
中には矛盾しているのではないかと思われることも書いてあります。

矛盾はしていなくても、いろいろなことが書いてありますから、
ある読者にとってみればその通りと思うこともそれは違うんじゃないかと思うことも書いてある。

しかしそれでいいのです。
一貫したマニュアルに沿ってやっていけばうまくいく、
などということがないからこそソフトウェアアーキテクトの仕事は難しい。
だからこそやりがいがあります。

同じシリーズに、
「プログラマーが知るべき97のこと」と、
「プロジェクト・マネージャが知るべき97のこと」がありますが、
その中でも一層内容は多彩なのではないでしょうか。

アーキテクトは、技術と人間、両方を自由自在に動かすことが求められますから。
一番複雑で混沌としたノウハウが求められることでしょう。

そういうエッセンスが97+11も集められた本です。
読んでおくべきですね。

ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと/オライリージャパン
¥1,995
Amazon.co.jp