JavaScriptがわかっている人向けに書かれたTypeScriptの解説書。

 

ということはつまり、TypeScriptで追加された、

静的型に関する話がほとんどになるわけで。

 

コンパイラがエラーになる挙動についてずっと書かれているということなので、

ちょっとつまらない本になってしまっているかも。

 

言語の設計思想についての解説っぽいこともしばしば出てきますが。

変数の型が素晴らしいものであることを大前提に、

こんなに型がついて素晴らしいというものになっていて。

 

著者の様に、C#から入ってJavaScriptを使わないといけなくなった、

という人にとっては静的型が素晴らしいのは自明なのかもしれませんが、

タイトルにはJavaScriptプログラマのためと書いてあるわけで。

 

JavaScriptをいやいやじゃなくきちんと勉強したなら、動的型の魅力も理解している人はそれなりに多いはず。

となると文中にある思想の部分はあまり響かないのではないかなあ。

 

 

とはいえ静的型が便利で必要な局面があるのは確かで、

TypeScriptを導入する以上はそのメリットを享受したい状況なのは確かでしょうし。

そのために必要なことは書いてある。

役に立つ本であることは間違いありません。

 

また、言語はどんどん進歩していくものなので、

この手の本は少し古くなると買いにくくなるものですが。

 

この本の場合、Kindle版のみとはいえ非常に安価にバージョンアップした機能のみを書いた冊子レベルの本を売っているので、

多少古くなっても買いやすいですね。

それも利点です。