1975年に書かれた古典中の古典。

プラスして、1986年の「銀の弾丸はない」がついてます。

読んでみると、驚くほど古びていません。
さすがにこれだけで今の最新開発に応用するには古すぎるとは思うので、
歴史的書物であることは確かですが。

アジャイル系の開発でなければ、3割くらい知識を更新すれば現代に通用するのではないかな。

少なくとも原理的には、コンピュータができて30年以内にはすでにだいたい完成しているのですね。

プログラム開発についての理念を実際に実現するのが、
どれだけ難しいかということでもありますが。

「人月の神話」、「セカンドシステム症候群」なんかは今でもそのまま使える教訓です。

現在だけを見ていては未来は見通せません。
過去と現在の差を知ることで未来を知ることができます。

そういう意味で、この本は貴重な本ですね。
この時代でやっと現代からちょっと遠ざかったくらいですから、
これより近いものだとあまり歴史を学ぶことはできないでしょう。

人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない (Professional computing seri.../ピアソンエデュケーション
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