「人月の神話」「Joel on Software」などのような、
含蓄深いプログラム関連エッセイ集。

著者の経歴はあまり書かれていないのですが。
起業もしているプログラマー、という立ち位置なのですかね。

しがらみとかにあまり邪魔されずに、
きちんと社会に役立てるために、
思う存分プログラム能力を生かしている人のようです。

そして若い人のようですね。
プログラムを初めて十数年とのことです。

そういう著者が書いたプログラム関連のエッセイが集めてある本になっているわけですが。
そういう人にしか書けない良さがきっちりと出ています。

旧来の方法があり、
その矛盾を何とかしながら、
やっと新しい方法論を確立していく過程、
ではなく。

そんなしがらみはなく、
新しい方法があることを前提に、
一からくみ上げた方法論を、
語るエッセイ集です。

また、お客様を無視するわけでもなく、
お客様のことしか考えないわけでもなく、
自社や顧客という人間の集団の中で、
プログラマーが何をできるかを、
追求した結果が書いてあります。

現実にはこれだけ純粋かつ現実的に、
新しい方法論を身につける機会に恵まれる人はめったにいないかもしれません。

しかし、書籍で学ぶなら。
あんまり現実的なしがらみとかを交えた説明をしていても、
なかなか本質をつかむことは難しくなります。

新しめの方法論を普通に使った上でのエッセイというのは、
現代の開発の理想や本質をつかむために、
かなり役に立つといってよいでしょう。

ぜひ読むべき本です。


Developer’s Code 本物のプログラマがしていること/Ka Wai Cheung
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