○○駆動開発というと、
テスト駆動開発やらビヘイビア駆動開発やらが有名なので、
アジャイルっぽい方法論の本かと思って買いましたが、
がちがちのウォーターフォール系の本。

最近アジャイル系の本を好んで買っている私としては、少し残念でした。

中身を見ても、著者はアジャイルにはかなり思うところがあるらしく、
いろいろとアジャイル系の悪口が書いてあります。

しかし今一つ批判が的外れな気も。

YAGNIだから例外系は考えなくていいって、
だれか言ってましたっけ?
まあアジャイルがすっかり大衆に膾炙しているらしいアメリカでは、
そういう安易な言説も広まっているのかもしれませんが。

とはいえ、アジャイルの考え方も結構取り入れています。
TDDなんかは完全に取り入れてしまっていますね。

とはいえ、スパイラルを前提としてしまったら、
設計時にどれだけ面倒な作業をしても、
実装時になってから修正するよりはまし、
という設計重視のための大前提と矛盾しないんですかね。

とかまあ、ウォーターフォールとアジャイルの宗教戦争についての言及はこのくらいにしておくと。
大変良い本といえます。

UMLを駆使して、
要求されるユースケースから、実際のコードまで、
体系化された流れるような手順を一つ一つこなしていくだけで、
着実に変換する方法が示されています。

アジャイルだとこの辺は、
シンプルな方法論で臨機応変に行うようなのですが。
臨機応変というのは勘と経験がないと非常に難しかったり、
勘と経験があるつもりでも自己流だったりしがちです。

きちんと体系化された基本を、
しっかり学んでおくことは、アジャイルをやるためにも非常に有用でしょう。

臨機応変を実践するためにこそ、
基本をしっかり理解することが必要となってきます。

一度この方法論でアプリケーションを組む体験をしておくべきですね。
本当は一度では足りず、十度くらい必要なのかもしれませんが。

もちろんアジャイルではなくウォーターフォールをやるなら、
この本はさらに読んでおくべきですね。

本当に妥協なく体系化された手順が書いてあります。
これが本当のウォーターフォールというなら、今までやってきたのはなんだったんだ、と言いたくなりました。

あまり詳しくは書いてありませんが、
スパイラルモデルにも対応できる方法だそうなので、
その辺も試してみたいですね。

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