A5で300ページくらいなのにもかかわらず、
プログラム言語を7つも解説した本。

プログラム言語を使えるようになりたい人には向きません。
いくらなんでも説明が足りなさすぎる。

しかし、大変良い本です。
なぜかというと。
いろいろな思想によって作られた、いろいろな言語を知ることができるから。
まさに、世界を7つ俯瞰するような体験が得られます。

世の中には星の数ほどのプログラミング言語がありますが、
これ一つ覚えておけばほかはみんないらない、という言語はありません。

C++なんかはその辺を目指して割といい線は言っていると思うのですが、
それでも全く達成には程遠い。
多くのの機能を詰め込めばすべての機能が使いにくくなります。
主要言語にしては、学習コストとか可読性はかなりひどくなってしまっています。

すべてを手に入れることができないなら、
厳選したものを詰め込むしかありません。
厳選された少ない要素で、多くのことができる便利な言語を作るにはどうしたらいいか考える。
簡潔な記述の組み合わせて、いかに多彩なことが実現できるか考える。
それには相当なセンスがいります。

そして、そのセンスによって作り上げられた言語は、
公理系のように一つの世界を持つことになります。
センスの良い美しい世界を。

ただし、その言語の中だけを見ていては、
その世界の形はなかなかわかりません。

ほかの世界と比べてみて初めて、
その世界がどういう特徴を持っているか知ることができる。
どういう美しさをもっているかを知ることができる。

そのような美しさが、7つ紹介されています。
大変良い本ですね。