ビル・ゲイツはあんまり出てきません。
Windows NTを作ったデビット・カトラーたちの伝記。

技術者はあまり見るべきではない本、なのかもしれません。
徹夜したくなりますし。
徹夜はよくない。生産性が下がる。

実際のところ、
奥さんに捨てられたり、燃え尽き症候群になって一年間会社でゲームばかりしていて首になった人、
なんて話も出てきます。

ストックオプションで、多くの社員が富豪になれるようなマイクロソフトならそれもデメリットにはならないのかもしれませんが。
一般的な技術者は見習った身を滅ぼします。

が、そういう総論ではなく各論的に見るならば。
よい話がたくさん載っている本です。

個性の強い人たちが集まってチームワークを組んでいたり。
テストが大切であったり。
信念をもって正しい設計を行ったり。

マイクロソフトにドックフードを食べる風習があること、
つまり、自分たちが作ったソフトを使ってみることは有名ですが。
まさかアルファ版にもなっていないOSを開発とビルドに使っているほどだとは。
よいものを作るときにはそれほどの信念がいるのですね。

最後の最後で見つかったバグを、
みんなが徹夜でとるところなどは確かに感動的ではあります。
素直に感動しておきましょう。

などなど。
出てくる価値観などが古いことをフィルターをかけてみることができるなら、
やっぱり読んでみるべき本ではありますね。