SEに必要なのは技術力だけではありません。

コミュニケーション力が必要なのはもちろんのこと、
仕事を進めるためのマネジメントやら段取りやらも技術ではないですし。

そこまで考えていくと、技術力は明らかに半分以下でしょう。

しかし技術のことについては本に書くことが山ほどありますが、
技術以外のことにつてはケースバイケースなことが多く、
本にずらずら書くような確実な知識というのはすくないですね。

だから技術者向けの技術以外の本というのは少ないです。
が、たまに出ると役に立つ本となります。

古典的名著なんかも多いですね。
「プログラマーの心理学」とか「ピープルウェア」とか。

この本はそれほどの名著とは言えませんが、
やはり役に立つ本です。

人間力という割にはコミュニケーション力とかばかりではなく、
よりシステムに近い、マネジメントやらアドミニストレーションやらの話が多くなっているところが特徴ですかね。

そこまでやっているのなら、
もうちょっと技術一歩手前まで踏み込んでほしかったとも思います。
著者の専門であるらしい、オブジェクト指向設計なんかは、
まさに人間同士がシステムについて理解しあうための技術なのですし。

著者は今、コンサルタントの初心者らしいのですが、
それで堂々とコンサルタントの心得まで書いているところは、
ちょっと大胆すぎる気もしましたが。

全般的に、一度読んでおくべき本だとは思いました。