題名から想像するほどすごいことが書いてある本ではなく、
単にPMBOKについて書かれた本です。

PMBOKについて少し調べたいと思ったので買ってみましたが、
PMBOKの具体的方法がいろいろ書いてあり、
全体像をつかむことができました。

ただ解説にどうも微妙なところがあるような。
PMBOKについてはあまり知らないので、
おかしいかどうか分からないのですが。

エントロピー増大の法則について書かれたところで、
おかしさがはっきり出ていました。

なんかすごい大雑把な理解で、
生物はエントロピーの法則に反しているなんて言う有名な迷信を信じていたり。

本のテーマからするとエントロピー増大の法則はたとえ話として挙げられているだけなので、
別にそれでもいいわけですが、
でもたとえ話として引き合いに出すだけなら、
ことわざを引き合いに出すようなものであり、
自然界の法則だから科学的だとか言っている意味がないんですよね。
こんなので科学といわれても科学が困ります。

で、エントロピーの話だけならいいんですけど、
なんかPMBOKの本体の話についてもそういう雰囲気が見られるような気がして。

まあPMBOKについてよく知らないのでわからないのですが。
なんか文章からそういうものを感じるような気がするのですな。
著者があんまりしっかり内部まで理解してないような感じを感じるのです。

たとえばいろいろ細かい数式が出てくるのですが、
誤差が重要になるとも書いてあります。
測定に誤差が大きいのに細かい計算をしても、
あまり意味がないのですが。

誤差っていうのは、トラブルのもとになるだけでなくすべき、
というのがPMBOKなのでしょうか。
まあそうなのかもしれませんが。
作者のせいかもしれないという疑いを感じてしまい、今一つ信じきれません。

ちょっと安心して読めなかったので、
PMBOKについてはいずれもう一冊買って読む必要があるなというところでした。