とある会社の社長の書いた本。

以前同じ人の本を読んだ時調べてみたら、
ブラック会社のワンマン社長らしいのですが。
その時点ですでにこの本も買っていましたし、
まあ別に著者の性格によって書いている内容が変わるわけではないのでいいでしょう。

内容を鵜呑みにすると危険かもしれないとは思いますが。

まあ実際、ちょっと無茶かなということも書いてあります。

保守契約の見積もりの監査を行う中立の機関が必要、
というのが著者の主張なのですが、
その事例として自社の行った監査をあげるのはどんなもんでしょうか。

また。
監査を行うことによって、
今までどんぶり勘定で余分にかかっていた費用が削減できる、
という主張なのですが。

減る分だけ明確になるってものでもないような。
今までどんぶり勘定でサービスしていた分もあるでしょうに。

値下げ分だけを表に出したら、
赤字になったりつぶれたりする会社ばかりになるでしょうし、
そうなったら全体的に値上げをせざるをえない。

ということを著者は考えていっているのかもしれませんが、
少なくとも書いてはありませんね。

まあ全般的に、作業する側ではなくお客さんをメイン読者と考えている本のようですから、
そういう書き方になっているのでしょう。

独断専行のワンマンだから考えてないって可能性もありますが。


とはいえ。
作業をする側の人間としても、
何も考えずに反論ばかりする抵抗勢力をやってばかりいるわけにもいかない、
ということは認めざるを得ないんじゃないでしょうかね。

どんぶり勘定をやめて細かい話がお客様とできるようになれば、
一つ一つの点について、建設的に作業の効率化をすることもできます。
それは大変なことですが、ちゃんとやれば競争優位の元にもできる。

著者の言う通り、それをやっている国際社会で、
競争に一方的に負けないためには、
確かに必要なことなのですよ。

そういう意味で、著者の主旨をちゃんと読みとれば、
いい本なのではないかと思いました。