どっかの会社の社長さんが書いた、
クラウド時代に通用する人材の姿についての本。

そんなに間違っていることを書いてあるとは思いませんが、
本に書いてそれを伝えようとするには足りないんじゃないでしょうか。

本を読む人ってのはその社長のことは知らないわけですから、
本に書いてあることで判断するしかありません。
そのためにはすごい説得力のある理論を示すか、
試行錯誤とその結果としての実績を描く必要があります。
そのたぐいのことは書いてありません。

社内で社員を納得させるならこの程度の理論でも聞いてくれるんでしょうが。

しかも後半では、自社の制度について細かく説明をしてしまっています。
一読者としては、知らない会社の制度を説明されても、というしかないのではないでしょうか。
ちょっと書いてある論理がちゃんと客観的に検証されているか、
疑わしく思えてきます。
たんに社内のノリで自慢話書いているんじゃないかなあ、と。

まあ、書いてあることはそんなに間違っているとは思いませんし、
実際に論理を試せる立場にいる人は、経営のヒントとして読むなら良いのではないでしょうか。
ちょっと自分の主義に合わない人は容赦なく切り捨てる傾向が見えるので、
下っ端社員としては推したくないように思えますが。