- デービッド・ボーンスタイン, 井上英之, 有賀 裕子
- 世界を変える人たち―社会起業家たちの勇気とアイデアの力
「子どもを守る、24時間の電話(インド)」「社会起業家のさきがけ、ナイチンゲール(イギリス)」「世界の環境政策を変えた男(アメリカ)」「貧しい村に電気を(ブラジル)」「社会主義国に誕生した、障害者の「夢の家」(ハンガリー)」「スラム街の子を病気から守る(ブラジル)」「低所得者の大学進学支援(アメリカ)」「差別の国でエイズ患者を救う(南アフリカ)」「車イスから世界を変える(インド)」「2500万人の幼い命を救ったユニセフ事務局長(アメリカ)」 と10人の社会起業家を紹介したあと、後半はアショカ財団の活動を紹介しています。
社会起業家とは、社会的な問題をビジネスの手法を用いて解決する人々のこと。
著者は、この「社会起業家」を「社会の重要な問題を解決に導くために新しいアイデアを抱き、不屈の精神でビジョンの実現を目指す人々、頑として弱音を吐かず、決して諦めずに、どこまでもどこまでもアイデアを広げていく人々である。」と定義しています。
一般的な社会貢献活動と異なるのは、現実的な事業家の視点があるということでしょう。
新たなアイデアを広げていくという点ではベンチャー企業と共通しています。
異なる部分は、求めるものが金銭的な成功なのか、社会を変えることなのか、というところだと思いますが、峻別されるようなものでもなく、境界線にある事業もあると思います。
日本ではまだあまり注目されていませんが、今後、「社会起業家」という概念は浸透してくるのではないでしょうか。