- 広瀬 弘忠
- 人はなぜ危険に近づくのか
著者は災害心理学の第一人者で、タイトルもそういう感じなのですが、内容は、不運な人は幸せな人と何が違うのか、心の持ち方で人生は大きく変わる、という「幸せへの道」を説いた本でした。
目次は以下の通りで、始めのほうは「危険」や「災害」の話で、徐々に「男性と女性の違い」、「幸せに感じて暮らすには」といった感じの話になっていきます。
「第1章 近づきたい危険、遠ざけたい危険」「第2章 「今でないいつか」の心理」「第3章 災害を待ちのぞむ心理」「第4章 恐いものを見たい心理、見たくない心理」「第5章 不安と恐怖が身を守る」「第6章 蜘蛛の子を散らすようなパニックは起るのか」「第7章 凍りつき症候群は死んだふりの名残」「第8章 危険を愛好する男、回避する女」「第9章 獲得したい男と失いたくない女の関係」「第10章 怒りに対する感受性」「第11章 希望のプリズム」「第12章 幸せへの道」
男性のほうがリスク愛好家で短命、男性は獲得することに価値を見出し女性は現状を変えないことに価値を見出す、男性は他人の怒りに敏感で女性はそれ以外の感情に敏感、などそれなりにわかりやすく解説はしていました。
幸せについては、ワイズマンの「ラック・ファクター」や他の調査などを引用して、基本的には、積極的な方向でものごとを考えるという、まぁ一般的な結論に落ち着いています。