説話集の古典「今昔物語」から水木しげるが選んだものをマンガにしたものです。
平成九年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞作品です。
上巻が「入れ代った魂」「産女」「妻の恨み」「色事師平中」「霊鬼」「大江山の悪夢」「老医師の恋」「かぶら男」「赤鼻の僧」「酒泉郷」「堂の主」の11編、下巻が「ねずみ大夫」「安倍晴明」「稲荷詣で」「幻術」「妻への土産物」「水の精」「墓穴」「引出物」「外術使い」「寸白男」「生霊」「蛇淫」の12編となっています。
当然ながら水木しげる風テイストの絵ですが、エロティックな話が多く、あまり怖い話はありません。
あっさりとした話で、たいしたオチもないものばかりなのですが、おおらかな感じで、雰囲気はよく描けているのではないかと思います。

