5月24日 手術が終わった
看護師さんの呼びかけで、パッと目が覚めた。目を開けると「手術終わりましたよ。お部屋移りますね」とベッドを運ばれる。天井を見ていると目が回りそうになり、すぐに目を閉じた。GICUの部屋に移るとすぐに夫と娘が入ってきた。麻酔が切れるとせん妄を起こすことがあるらしいが、私はなにもなかった。夫が「終わったよ。大丈夫?悪いところ全部取ったって。目に見える播種もなかったって。腸にも巻き付いていてS状結腸も20センチ位切ったって。だから退院するのは少し先になるって。」私は術後だし、鼻から胃まで管が入っていて、しっかり声が出ない感じ。手を伸ばしたいけど、うまく伸ばせなくて、うんうん、と頷くくらいしかできなかった。そんな私の姿を見て娘は涙を流していた。私は何度も頷いて、大丈夫だからと伝えるのが精一杯だった。夫を見ると夫も泣いていた。後で夫に話をきいたら、手術に入って40分くらいで、夫がもたされていたピッチがなったとか。夫はこんなに早く呼ばれるなんて、腫瘍が大きすぎてまたは播種があって取れないから、このまま閉じるってことか?!と青くなったとか。呼ばれたのは腸まで食い込んでるから腸も切ってもいいかの確認だったそう。術後の面会はほんの数分で終わった。私はその後、発熱と今まで経験したことのない程の地獄の痛みに襲われた。