前回の『空海』さんの話にも書いた

[器]の話。
 
器 = 受け皿と言う意味で
何を身に付けるためには、
受け皿がなきゃ、駄目なのよ
と言う事です。
事例として
私は学生時代、学校の短期留学で
イギリスに行きました。
イギリスにしたのは、私の愛読書というか
好きなテレビドラマ
「シャーロックホームズの冒険」の舞台を見に行きたかったから
というオタク心ですが。
(ホームズは、やっぱり、ジェレミー・ブレッドが一番だと、私は思います。)
 
場所は、ボーンマスと言う海に近い
地域でした。
 
ヒヤリングも、かなり怪しい状態。
でも、行けばなんとかなるか!
と思っていたけど甘かったえーん
 
ネイティブのクイーンズイングリッシュを
聞き取る事が出来なくて、
半月ぐらい、相手が何を言っているのか
チンプンカンプンでした。
 
「早い・・・何を言ってるんだろびっくり
 来たら何とかなるって・・・嘘だよなぁ・・・」
とツクヅク思ったものです。
 
土台がなければ、とにかく単語を聞き取る事すら
無理だった。
 
ところが、半月ぐらいたったある日
窓の外で、日本語が聞こえるじゃ
ありませんか‼️
 
『この近くに日本人って、1人だけだよな?』
と不思議に思い外を見ると、
イギリス人同士が話している。
 
『あれうーん?』
と周りを見回してみても、
日本人はいません。
 
つまり、その瞬間が、
私の耳が、英語耳(脳)に
切り替わった瞬間でした。
 
英語脳に切り替わると、相手が何を
言っているのか、
だいたい分かりました。
(自分認識で。正しいかは微妙ぼけーあせる)
 
テレビでおなじみのスピードラーニングも
(試しに、私も買ってみたけど)
先ずは、ヒヤリングが出来る器を作る
作業から始めますもんね。
 
 
その経験を踏まえて思った訳です。
 
何事も天啓の様に突如として
器、受け皿は現れたりしないんだ!ということ。
 
ビビッとくるものはありますよ。
確かに。
 
昔、無料だから、試しに・・・なんて
軽い気持ちでやったら
眼を閉じた、頭上から紫と青の光の螺旋が降ってきた時や
不思議なビジョンを見た時は、
何の前触れもなく、やってきた。
 
けど、振り返ってみれば
それなりの土壌が私の中で作れていたからこそ
なのかも知れません。
(それが、後天的なのか先天性なものなのかは
 定かじゃありませんけどね。)
 
でも、試行錯誤でも何でも、
取り敢えずでもやっていると、
何とか出来て来るもんです。
 
私は今、会社で色々な掲示物や
案内、冊子作りますが、
このスキルを培ったのは
同人誌作ってた時のスキルが
役にたってます。
 
パソコンの打ち込み速度が、
パソコンの処理速度に勝てたのも
打ち込みゲームで遊びまくっていた
おかげです。
 
つまり、何でもいいからやっておけば
その他の事をやる時の土壌・・・つまり器、受け皿が
作られていくんじゃないかって事なんですよ。
 
でも、器の大きさ、受け皿の大きさは
結構、自分で決めちゃったりしますよね。
 
「ここまでが限界だっ!」とか言って。
 
Bossに
「自分の限界を自分で決めた時、
 その器の大きさが決まるんだから、
 そこが限界だと思わなきゃいいんだよ」
 
と言われ、
 
『出来ない』という言葉を封印されて
10年もやってくれば、
10年前に出来なかった事なんか
今じゃ軽々ですよ・・・恐ろしいことに。
 
1年分のデータの入力を
前の担当者が突如倒れ、引き継ぎなしで
私の所に回って来たとき、
1ヵ月しかない事に、
手が震え、心臓がバクバクする・・・なんて事があり
本当に身体が震える程のプレッシャーを経験した事がありますが
 
今はというと、
3週間もあれば、余裕だな・・・と思えるほどの
入力処理能力がUPしましたよ。
 
これって、私の中の打ち込みスキルの器が大きくなったって
事なんだろうな!と理解していますが、
無理だ、限界だ!と思っていても、
何とかやっている内に、結構大きくなって行くもんです。
 
『溺れるのも技のうち』とBossに言われましたが
沈まない様に、バタバタと手足を動かしている内は
沈まない。
諦めた瞬間から沈んでいく・・・というのを
身をもって体験をしているので
 
空海さんの『器』(受け皿)というセリフは
私がいつもBossに言われてるなぁ~と思った訳です。
 
ただ、奴隷的欲望の器がデカくなると
危険です。
何しろ、際限なく求めていくわけですから・・・。
 
私にとって、それが『本』なので(今現在)
毎月散財しているお金を考えると、とても怖いですえーん
どこまで大きくなるんだろう・・・
貪欲なまでの、読書欲・・・・・
 
自分に有効な器だけが大きくなって
大きくなりすぎるとヤバい器を自分で大きさが決められれば
いいのにな・・・・と
思わずにはいられない、今日この頃。
 
空の雲模様は、すっかり秋モードになってます。