水島新司先生の逝去を悼む | 日々酒とメシと音楽と映画と読書

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音と映像の業界に身を置いて30数年。
日々聴いてきた音楽、観てきた映画、読んだ本(コミック含む)の感想などをのんびりとゆるやかに書いています。
時々酒と旨い食べ物の話なども。

漫画家の水島新司先生が今月10日に82歳の生涯を閉じられた。

 

 

 

「男どアホウ甲子園」は小学生の頃、近所の理髪店に少年サンデーが揃えてあって、そこで読んだのが最初だった。

連載開始の頃はまだ幼かったので、リアルタイムで読んだのはもうストーリーも終盤にさしかかった頃だったと思う。

福島の田舎の小学生が初めて関西弁を知ったのは今にして思うとこの漫画からだったかもしれない。

 

 

 

「ドカベン」はほぼリアルタイムで読んでいた。

岩鬼の悪球打ちや殿馬の「秘打・白鳥の湖」、ライバル校の不知火や土門…。

登場する脇役全てのキャラが立っていた。

殿馬がピアノの難曲を弾くために指の間の股を切って指の幅を広げたという話にはビックリしたもんね。

小柄な里中君の奮闘を見て実際に野球部に入った人も多かったんじゃないかな。

最終回(その後のプロ編は読んでいない)で岩鬼が風呂に入る時ですら取らない学生帽をポーンと空に向かって投げるラストシーンは今でも覚えている。

 

 

 

「あぶさん」は大学生になってから(途中から)読んでいた。

グローブにビニールのストローをのばして試合中も酒を呑むという奇想天外な展開ながらも、その魅力的なキャラクターで当時周りでも南海ホークスのリアルファンになった友人もいたもんだ。

ストローで酒を呑むと酔いが回るという事を知ったのもこの漫画からだった。

金のない学生時代、よく酎ハイやホッピー、二級酒をストローで飲んでは悪酔いしていたなぁ。

 

 

 

全国の草野球ファン、高校野球ファン、プロ野球ファンが受けた影響は計り知れない。

日本の野球漫画の第一人者であった水島先生のご冥福を心からお祈りいたします。

 

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