・『自動電話交換二十五年史』(1953)の扉のイラスト。いろいろ言いたくなりますね。

・「送受器」 これは正しい形だと聞いたことがあります。普通には「受話器」と言ってしまってますが、マイク部分と耳当てスピーカーが片手で持てる形で納まっているので「送話+受話」の合体したものだから「送受器」ということなんでしょう。さらにさかのぼると、マイク部が本体に固定されており、その本体に耳当て部がコードでつながっています。これだと受話する部分が手持ちできます。「送話器」と「受話器」が別々な時代の名称が「受話器」です。で、「手持ちできる」ところに重心をおいたため、新たなはずの「送受器」が、古い「受話器」のまま呼ばれ続けているのでしょう。

・「口+己」 「回」ですが、旧字「囘」の方にむしろ近い。見てると、つい、指をひっかけて時計回りに回したくなりますね。面白い。

・「必ず指をお放しください」 放さないと次の数字を回せないので、注意書きしなくても良さそうに思えるのですが、いろいろなケースがあるのかもしれませんね。*

*追記)思い出しました。ダイヤルが反時計時計方向に帰る力にまかせて、指を放さない(抜かない)という回し癖の人がいましたね。同じ番号を連続して回す場合は言うもさらなり。それが何やら、世馴れた感じがしないでもなく、感心しながら見ていたことがありました。どこでだろう。喫茶店とかのピンク電話とかかな。