・ひところ、岐阜県内をドライブするときにとても気にしていたのが、家々の屋根。そこに鍾馗があるからです。京都の市内を散策するときにも、ちょっと気をつけたいのが鍾馗。小屋屋(玄関の上)などにちょこんと乗ってるコワイ人です。奈良や大阪の古い町を散歩するときにもよいアクセントになります。で、それが、岐阜だと屋根のてっぺんにあることが多いのですね。
・玄関から出入りする客をじっと見つめるのが鍾馗の役目。より言えば、悪いヤツににらみを効かせるのです。それが岐阜では屋根の上。ん~、もっと高い視点から悪いやつらににらみを効かせる、ということなのか。
・で、このほかにもいくつか、鍾馗の掲げ方があるそうです。一つは突き当たり鍾馗。T字路の突き当たりに家を立てたとします。とすると、悪いやつらがどんどん突き当たってきますね。Tの縦棒部分に当たる道が人の流れる道ですから。で、そういうお宅は鍾馗を掲げる、と。たとえば、こちらのお宅。屋根の上ですが、こちら向けにちょこんとあるのが分かるでしょうか。適宜、拡大・接近してください。
・端っこ鍾馗というのもありそう。町並みの始まりのところ(=途切れたところ?)にあるんじゃないかと思ってます。理屈はT字路鍾馗と同じ。人の出入りがまずあるところ。そこで悪いやつをはじければその通りは安泰です。ちょっと分かりづらいんですが、左手にずずっと通りが続いていきます。
・あと、寺鍾馗だそう。お寺には仏さんがいるせいか、とても大きな鬼瓦が設えられます。で、その鬼が悪いヤツを跳ね返します。ところが、跳ね返る方向に家があったらさあ大変。次から次に不幸に見舞われてしまいます。構造的不運です。そこでそうしたお宅にも鍾馗が飾られるんだそうです。そのことが、以前、掲げた上司小剣「紫合村」にも出てくることに気づきました。
・興味が湧いた方はこちらへ。鍾馗博物館。このページの主からいろいろ教わりました。本もあるよ。
・玄関から出入りする客をじっと見つめるのが鍾馗の役目。より言えば、悪いヤツににらみを効かせるのです。それが岐阜では屋根の上。ん~、もっと高い視点から悪いやつらににらみを効かせる、ということなのか。
・で、このほかにもいくつか、鍾馗の掲げ方があるそうです。一つは突き当たり鍾馗。T字路の突き当たりに家を立てたとします。とすると、悪いやつらがどんどん突き当たってきますね。Tの縦棒部分に当たる道が人の流れる道ですから。で、そういうお宅は鍾馗を掲げる、と。たとえば、こちらのお宅。屋根の上ですが、こちら向けにちょこんとあるのが分かるでしょうか。適宜、拡大・接近してください。
・端っこ鍾馗というのもありそう。町並みの始まりのところ(=途切れたところ?)にあるんじゃないかと思ってます。理屈はT字路鍾馗と同じ。人の出入りがまずあるところ。そこで悪いやつをはじければその通りは安泰です。ちょっと分かりづらいんですが、左手にずずっと通りが続いていきます。
・あと、寺鍾馗だそう。お寺には仏さんがいるせいか、とても大きな鬼瓦が設えられます。で、その鬼が悪いヤツを跳ね返します。ところが、跳ね返る方向に家があったらさあ大変。次から次に不幸に見舞われてしまいます。構造的不運です。そこでそうしたお宅にも鍾馗が飾られるんだそうです。そのことが、以前、掲げた上司小剣「紫合村」にも出てくることに気づきました。
村の真ん中に、瓦葺きの大きな堂がある。天台に象つたといふ二重屋根で、川に臨んで、小山のやうなこんもりとした丘の上に建つてゐるから、高い屋根はいよ\/高くて、村中が其の棟の鬼瓦に睨み下ろされてゐる。
鬼瓦の眼の真正面に当る家々では、藁葺きの煤ばんだ軒に、いづれも鍾馗の絵姿を貼り付けて、鬼に睨まれる災厄から遁れようとしてゐる。
『鍾馗さん強いで、‥‥長い剣提げて、黒い髭生やしてはるさかいなア。この人にかゝつたら、鬼もあかん、ぼろくそや。‥‥』
『鍾馗さんと閻魔はんと、どツちやが強いやろ。‥‥すもん(相撲)取らしたらおもろいやろなア。どツちやが勝ちやはるやろかいな。‥‥』
村の子供たちは、寺の大きな鬼瓦を眺めては、家々の軒下の鍾馗の絵姿と見比べて口々にこんなことをよく言つた。
・興味が湧いた方はこちらへ。鍾馗博物館。このページの主からいろいろ教わりました。本もあるよ。