・またメルカリでマイナー辞典を。昔々、京浜東北線の北浦和駅でもらったような記憶がかすかにあります。カードローン会社の宣伝広告品です。いまなら、ポケット・ティッシュがお定まりの品になってますが、以前は、さまざまなものがあったように思います。それにしても、小さいながら辞典もとは、なかなかの資本投下です。



・名前を知ってもらうことが大事だから、ティッシュのように使い捨てられてはたまらないわけです。何度も見返してもらって、名前を刷り込んでいく・・・ そうした仕掛けが必要なのでしょう。そのためには、どんな品がよいか、と考えての一手。同時に、品格とかまじめさとか、ともかくプラス要素を持ってもらえればなおよいのでしょう。



・発行が、クレジット会社名になってます。ここポイント。普通なら、小学館とか講談社とか岩波書店とかになる部分です。出版社になっちゃった。製作が昭文社ですが、これは地図などを広く手がける出版社。いわば、OEM商品ということなんでしょう。辞書も出してるクレジット会社というイメージ。

・ところで、手のかかるところ(小口)に印刷されるのは、あ・か・さ・た・な……の目印(ツメ=爪?)ですが、なんとV字型。サ行が底。タ行以降は上へ折り返す。分かりにくいなあ。やっぱり後半のハ行になって上から下へ移動してもらわないと。何か意図があったものでしょうか。

・お手軽辞典ではありますが、語釈はけっこう気をつかってくれてます。「【追及】おいおよぶこと/【追求】おいもとめること/【追及】おいきわめること」なんて手抜きの語釈じゃありません。敬意を表したくなります。