・講義で山梨県の方言地図を読んでます。昨年は、専修大学のを使いました。一つ一つの記号を手書きしたとかいう、とても丁寧な作りのものです。

・が、今年は、COVID-19のため、ネットに上がってるものがいい。はて、困った。ままよと検索すれば、なんと、もう一つの「山梨県言語地図」がありました。こちらは都留文科大学版とでもいうべきものです。

・独自のルートがあるというか、山梨県の暮らしに直結した項目が多く採用されているのが注目されます。住んでる方だからこそ、ピンと来る方言差をすくいあげていて、とてもユニークな存在と思います。

・いろいろびっくりするのですが、「瞳」もその一つでしょうか

・オジゾーサン・ホトケサマ・メボトケなどが目を惹きます。おそらく、身体のなかでも重要な部位なので、それに見合った言葉を流用したということなんでしょう。他人の目を突くようなことにならないよう、自分の目も突つかれたりしないよう、気をつけようという意味あいがありそうです。

・目・瞳の方言だと、東北地方のマナコ・マナグが、日本語の古い形を伝えることもあって有名です。逆に、その程度のバリエーションがあるくらいだろうと、漠然と思ってたんです。そうではないことを、山梨の「瞳」の方言から教えられました。