・大谷雅夫『和漢聯句の楽しみ』(臨川書店、2019)を読んでたら、源仲正(?~?。平安末期)の和歌に「野良猫」が出てくると言及していた。連句連歌研究ではよく知られたことのようです。

・この方面の研究では、言葉同士の関連をとても重視する。連歌作成では、類似する言葉の近接を避けたり、逆に、縁ある言葉で受けたりする必要もある。変化があるように、マンネリにならなように、ルール化されているので。ただ、どのようなものとどのようなものとが「縁」があるかについては、分かりづらいものもある。古歌で双方が歌われていればOKということもある。すなわち、典拠が大事。

・仲正の歌は、「まくず原 したはひありく 野ら猫の なつけがたきは 妹が心か」。なんだか、ざっくぱらんといいますか、ちょっとお行儀が悪いなーと思ってしまう歌ですけれど。