・安くていい音、Superlux HD681

・ちょっと気になっていたのは、音の肌理(きめ)の粗さでした。ある音域からある音域のあいだに谷間があって、音のつながりが滑らかに感じられないのですね。ある音域はよく聞こえるが、となりの音域が聞こえないといいますか。山脈のように複数の頂点があって、それぞれの間をゆるやかな稜線がつながっていく・・・ そのような感じがないといいますか。

・で、これは邪魔するものがあるに違いないと思い、スピーカー(ドライバー)にかぶさっているスポンジを取ってしまいました。夾雑物はこれしかないので、全然発見でもなんでもないし、改造系愛好家たちがまずすることです。(^_^;


・いやいや、何やらよいではないですか! 特に高音部の表現がよくなった気がします。音のニュアンスが感じられるといいますか、大げさにいえば、ボーカルの息づかいが聞こえる、とでもいいますか。

・ひょっとしたら、兄弟器のHD681BやHD681Fは、このスポンジの違いだけなのかもしれません。もちろん、外側のストライプ模様の色味も異なりますが、低価格で3機種も提供するということは、まあ、そういうことかなと。大雑把な言いようですが。

・ドライバを覗き込むと、またいろいろ分かってきます。ドライバの上にかぶさる網状のものが「アコスティック・ダンパー」と見えます。なるほど、スポンジもそうですが、ここでも何かの働きを担わせていそうです。HD681Bが低音主体なので、それにこのダンパーをかぶせると低音を抑制して、無印HD681になるんじゃないか、とか。


・この編み目の表面の仕上げも、ラフですね。必要十分の磨きは懸けていますが、線上痕が見える。こうしたところでもコストダウンをはかっているのでしょう。逆に、日本製はコスト懸けすぎで、見えないところまで綺麗にしすぎる。

・ん? ~com.tw。台湾製でしたか。失礼しました。ならばなおのこと、頑張った価格設定と思います。