・量子コンピュータが、スーパーコンピュータをはるかに凌駕する速度で計算を達成したとか。1万年分かかる計算をを200秒で終了とか(Google、量子コンピュータで「量子超越性」を実証 特定の計算で“スパコン超え”)。ただ、かなり特殊な計算らしく、果たして今のスーパーコンピュータのように、アプリケーションソフトさえ介せば、どんな計算でもできる、という汎用性は獲得していないようです。まだスパコンの活躍の道はある。

・で、今度の日本のフラグシップ・スパコンは「富岳」と命名されました(スパコン「京」後継機、名称は「富岳」に決定)。公募によるものらしいですが、なぜ、より分かりやすい「冨士」「富士山」を採らないのか。親しみをもってらうなら、その方が圧倒的に正しい選択です。

・そこでちょっと考えてしまうのが、かつて「富岳(富嶽)」と命名された軍用機の存在です。太平洋戦争のおりに計画だけで終わった機体です。エンジンは6発、日本を発進してアメリカ本土を爆撃、再び日本に帰ってくるとか、同盟国ドイツ(当然ナチス政権下)まで飛ぶとか、まあまあ、壮大というのはこういうことなんでしょう的な秘密兵器計画でした。

・ただ、アニメとか、おそらく「こうだったらいいな」戦記小説などではよく出てくるようですね。最近見たのでは、アニメ『荒野のコトブキ飛行隊』の終わりの方の回で出てきました。あ、こちらにイラストがありますね。まあ、震電は実際に試験飛行までは行ったのでよいとして、ジェットエンジン化した震電改とかも出てくるので、「こうだったらいいな」の線といえばそうです。が、想定されている世界は、太平洋戦争下の日本ではありません。別種の作品と見るべきでしょう。

・ただ、スパコンに「富岳」という名が付けられたという事実は、かつて軍用機に「富嶽」と名付けられたという事実を想起してしまいます。また、この国策スパコンは、外国勢に勝つために作られたもの、「2位じゃだめなんです」と定められた存在です。となると、やはり「富嶽」(とそれにまつわる無謀な計画)が想起されるのです。スパコンの名に、なぜ「富岳」。公募したから出てきたのね・・・そこで思考を停止してよいものかどうか。


追記)
この塗装の震電、まだ需要があるのですね。何とも人気ある機体です