・恒例、春の古本市! とか言いつつ、実は前日にFBが教えてくれました。「●年前の今日は・・」のようなのが出ますよね、それで。いやはやすっかり忘れてた。


・和本(だけではないですが)だと、あちこちに書名があったりします。表紙のを外題、本編開始部分のを内題と言ったりします。私が関心をもっている節用集という辞書でも、本文冒頭に内題があります。ところが、内題を持たないものが、ごく少数知られています。

・元禄8年刊行のものなどがそうですが、実用に供されるので冒頭・末尾が取れてしまっているのが当たり前。外題も分からないし、内容の全体像も分からない。現存数も少ないですね。神戸女子大学の森修文庫にあることは分かっていますが、これも冒頭・末尾は欠です。


 
・幸い、今回は均一台の山から拾えました。しかも2冊も! こんなことってあるんだなー。それにしても状態が悪い・・ いやいや文句をいうべきではない。状態が悪くても欲する人がいる、そのために提供してくれる本屋がある。ありがたいことだと思います。もちろん、普通の古書としては通用しないからこその均一台なんでしょうけれど。



・巻末の「年代記」を見れば、「元禄十」年まであります。元禄8年刊のものは、そのとおりに「元禄八」で終わっていますから、元禄十年まであるのは新発見!? ということは・・・ 今回の二冊のうち一冊には部分的に刊記があり、辛うじて「元禄十」(以下欠)とか読めます。やっぱり新発見だ!! ホクホク。

・別途購入した横長本、これは書名も分かっているもの。初版・再版は知られてましたが、やはり巻末の年表からすると3版と見られるものでした。こちらも新発見!! ホクホクホク。

・来た甲斐があるというものです。足どりも軽く会場を後にし、昼食はいつもの道順でカフェ「虹の仏」へ。ところが、なんと20人ほども並んでるじゃありませんか。ついに自慢のスパイシーカレーがブレイクしたのかも。それはそれでめでたいこと。