・伝記を読むのもたまにはいい。と、長尾真『情報を読む力、学問する心』(ミネルヴァ書房)を拾い読みしています。書き言葉ですから共通語的な表現しか出てきませんが、こういう例も見られました。
・私は「させられてしまった」と書きますが、長尾さんの生まれ育った関西、あるいはそのなかの、どこかの方言形なのでしょう。『大辞林』だと、「浄瑠璃・二つ腹帯」の用例も紹介しています。古くからの関西方言の表現のようです。
・ところで、『大辞林』は「使役の助動詞「させる」に受け身・可能の助動詞「られる」の付いた「させられる」の転」と説明してます。まぁ、それでもいいのかもしれませんが、「決心(を)さす」+「れる」とか、「引き受けさす」+「れる」の方が話が早そうです。どうでしょうか。サスで使役を現わすことが関西方言に多い、ということが確認できればよいことになりますが。
また丹羽教授に呼び出され、いろいろと説得され、とうとう引き受ける決心をさされてしまった。(152ページ)
いろいろ押し問答をしたが、結局引き受けさされてしまった。(161ページ)
・私は「させられてしまった」と書きますが、長尾さんの生まれ育った関西、あるいはそのなかの、どこかの方言形なのでしょう。『大辞林』だと、「浄瑠璃・二つ腹帯」の用例も紹介しています。古くからの関西方言の表現のようです。
・ところで、『大辞林』は「使役の助動詞「させる」に受け身・可能の助動詞「られる」の付いた「させられる」の転」と説明してます。まぁ、それでもいいのかもしれませんが、「決心(を)さす」+「れる」とか、「引き受けさす」+「れる」の方が話が早そうです。どうでしょうか。サスで使役を現わすことが関西方言に多い、ということが確認できればよいことになりますが。