・岐阜だけで再放送中らしい『氷菓』。昨年の放映はまったく知らなかったので、反省(?)を込めて録画・視聴してます。高山市内がモデルですからね(というか高山そのものというべきか)。

第17話「クドリャフカの順番」。才能のあるものは才能の価値を理解せず飼い殺し(?)、才能のないものがそれに気づいてみずからにそれがないことに傷つく…… ほろ苦いといいますか、切ないといいますか。だれしも、そうやって自分の力とか位置とかを見極めていくのでしょう。類話が3セットも同時進行するので、ちょっと「効く」。なかでも摩耶花さんのエピソードが一番辛いですね。関係が連鎖していて、さらに才能のない自分(百枚落ちる)が、傷ついてる者(一枚しか落ちない)に対して無才さを再確認させてしまう。

・でも、才能はいつ開花するか、本人にも分からない。ある点で、他人と比べて劣っていると思っても、別の点では勝っているかもしれない。そのあたりは、里志のデータベースとか、えるの率直さ(入須が認めてる)などでカバーさせるつもりなんでしょう。早々にあきらめちゃいかん。

・ちょっと連想。大乗仏教だと、自分の力を過小評価することを禁じている宗派があります。おそらく、人間には誰しも仏(=最高の境涯)になる素質(仏性)がある、という宗教としての前提があるからなんでしょう。あきらめちゃいかん。