・田中圭一編注『柴田収蔵日記』2(平凡社・東洋文庫)を見てたら、日蝕の話題にでくわした。

 四時九分より八時二分迄日蝕四分半。屡見るに依て虹彩の機関をたがひ、両三日間は細物を見るに半形は鮮明に見る事能はず(安政三(1856)年九月一日)

 「虹彩」とあるけれど網膜なのでしょう。あんたも好きねぇと言えばそれまでですが、職務柄、熱中して見てたんでしょうね。2~3日で回復したのは幸運でした

・当時でも、それ相応の観測機器はあったようで、「日を望むに遠鏡を以てすれば、忽日火移り来る故、「ゾンガラス」と云物を用て、隔となして、これを防ぐ」(『管蠡秘言』1777年)としています。ゾンガラスはオランダ語なんでしょうね。サングラス。

・撮影するならフィルターが必要だけれど、ちと高い