・8日は地下鉄。目的地への切符を買ってから、「土日・祝日だと1日乗車券が割安ですよ」ポスターに気づく。う~む、知っていたら「無駄乗り」をしたものを。ええい、ままよとそのまま改札口を抜ける。電車に乗ってから、払い戻しをする手もあったかと思い当たる。後知恵ばかりの我が人生か。

・月曜は休みになるので福岡県立図書館へ。郷土資料室の人がいろいろ親切にしてくれる。やっぱり現地に行けば行ったで、いろいろな情報にめぐりあえる。知らなかった図書館・文書館の情報にも。

・館員の方の電話の声が耳に入る。丁寧な話ぶりのなかに「五日(ごんち)」が出てきました。訛形ではなく、通常の言い方なんだね。「おくんち(九日)」が祭りの名になるわけです。

・昼休みは筥崎八幡宮を散策。参拝者、結構多い。露店も少なくない。扁額に「敵国降伏」。ああ、ここだったのか。山門に突き刺さるかのようにジェット旅客機が行く。何とかいう玉をめぐる神事があることを、ホテルに帰ってからニュースで知った。そういえば館員も、利用者とそんな会話をしていたような。なお、昼食はVAAMになっちゃった。焼酎のカップを見ていたら捨てるに忍びなく、水筒に早変わり。露店の焼きそばや串焼きにそそられないでは無かったけれど。実際、VAAM一袋あれば、一食抜いても疲れないし、脂肪からエネルギーを取り出してくれる。この手で行けば、プッシュ・プルでダイエットになるのだ(それを知ってて、なぜメタボる?)。

・スムーズに調査を終えて、バスに揺られていると恵比寿神社の前を通る。筥崎以上の賑わい。露店も多いよう。「市役所北口」で降りて、文学館へ。夜9時まで開いているとか。昨日、行く手もあったか。どうも後知恵が癖になったようだ。

・時間が気になってケータイを取り出せば、5歳くらいの女の子がぺたっと触ってきた。君のじゃないでしょ、というつもりで壁紙を見せれば、なおも触ってくる。途方に暮れてあたりを見回せば「スミマセン」と男が詫びてきた。韓国人の観光客のよう。さては同行者と勘違いされたか。子どものすることだから、気分を害したりはしない。「You're welcome.」にあたる韓国語を知っていればと悔やむ。

・こういうシチュエーションのとき、日本人の親でも謝る人はあるが、最近はそうしない人も多い気がする。そうされと、さすがに、こちらもカチンと来る。謝らないことに腹が立つのもあるが、それよりも、「子どもが相手にしてるのは、銅像か何かだ」と思われているようで、人間扱いされていないのがイヤなんだ。そんなことも思ったので、「スミマセン」と言ってくれた心遣いに「You're welcome.」と言ってあげたいのだ。

 
・下手な写真などをとりつつゆっくりもどれば、お目当ての「ぐりーんバス」にちょうどよい時間。観光ポイントをめぐりながら、市内を90分ほどで一周するバス。実地の福岡観光概論だが、250円で受講できるのが味噌だろう。降りさえしなければ、何周乗っててもいい。750円の1日フリーパスなら、乗り降り自由だし、福岡タワーも2割引になるなど、特典が多い。が、今回は遊びにきたわけではないので、250円を払って乗った。

・ふと気づけば、さきほどの韓国人観光客の何人かと一緒だった。いや、バスの中は、どうやら私だけが日本人のよう。観光案内のアナウンスは、日本語・韓国語・英語・中国語の順だ。ここは国際都市なんだなぁと改めて気づいた。それはそれとして、片言でいいから韓国語を話せていたら、ずっと面白い旅になったろうと、また悔やむ。

・ひょっとして、福岡市内のクルマは、めちゃくちゃ人に優しくありませんか? バスだけかな。左折時に後ろから抜けてくる自転車・歩行者を待ってたりするし。いや、普通のクルマもそうか。筥崎で横断歩道の前でクルマをやりすごそうと立っていたら、向こうがとまってくれた。互いのタイミングがあわず、行ったり止まったりのチグハグ劇。向こうからやってくる人と、右に左に避けあい譲りあい、っていうのを誰しも経験しましょうが、それの対クルマ版みたいなことに。

 
・博多駅前にもどれば、居酒屋のチラシに目が行く。生中ジョッキ無料進呈に(「無量」ならなおよいのだが)、480円の鯛飯。今日はここでほろよいになりましょう。さて、出てきた鯛飯は、当然のように土鍋に鎮座している。一瞬おどろきました。これ、2人用の鍋だよね。御飯茶碗に二杯は軽くありました。もちろん、完食しましたとも。(おや、「完食」が変換されない。なるほど、これも気づかぬ新語か)