・今日から本格的に後期開始。90分の講義時間の長いこと。休み明けの講義はちょっとこたえる。立って、話して、板書してだけのことなんだけれど。ただ一方では、しゃべりまくっていたなとの実感。学生が前にいると、しゃべってしまうのでしょうか。さびしがりやか、実は。

・国立は始まりが遅くてうらやましがられることがある。が、その分、遅くまでやっとりますので、ご安心召されよ。実は、こちらも1~2週前倒ししてもらえないかと思っている。で、かけあった人がいた。すると、なにやら、よんどころない事情があるらしく、無理なんだそうです。

・3年のゼミ生が配属される。で、天気もよいので、他ゼミの4年生もまじえて実地踏査。岐阜県大野町に「野」という一字地名がある。私は「の」だと思っていて、そう紹介もしてきた。が、学生によれば「野」一字で「のむら」と読むのだという。これにはまいった。で、古墳群の看板などを確認してみましたが、やはり「野古墳群」の「野」には「の」とのみ振り仮名されていました。ほっ。

・夕方からは居酒屋で歓迎会。4年生の大野町出身者によると、古くからの人は「野」一帯を「のむら」と呼ぶとのこと。そういえば、すぐ北の山に「野村坂」という地名(峠でしょうかね)がある。「野村」の「坂」でしょうから「のむら」はこの一帯を表していたのだろう。複合語に古語が残る。

・で、「野」というのは正式な、住所としての名称だとも教えてくれた。ううむ、こうなると「作られた」正式名称ではないかと疑われる。『角川日本地名大事典』だと、明治22年から「野」になり、そのまえは「野村」だったという。詳しいことは書いてないけれど、土地制度上、「村」とあるのはまずいことになり、切り離されて「野」だけにされてしまったんじゃないかな。横暴だの。

・さて、先の学生によると、とある標識には「野」に振り仮名して「のむら」とあるそう。土地の人の、古くからの呼称を尊重しているのでしょう。いつか見つけにいきましょう。