・京都ではもう一つ。本能寺(寺町通り御池下る、でよいのかな。御池通り寺町東入る、にも会館の入口あり)では、「能」の右半分版を「去」に近いように記している。

・これはかなり徹底していて、手書きではもちろん、ロゴのようにデザイン化したものもそう。例外はないかと見れば、本堂にあった注意書きの文書のワープロ文字だけが「能」だった。

・なぜこの字形になったのか。火事をきらって「火を去る」からとの説があるとか。いや、もう流布しているというか、定説化してる?

・でも、ちがうんじゃないかな。よく見れば「去」ではない。「去」の上の横画に相当する部分は、右からの撥ね、ないし払いのようだ。むしろ「ヒ」の痕跡ではないか。「ム」に相当する部分も、最初のところが、上の縦画から連続して真下に引かれて、「虫」の下半のよう。「能」の草書からみちびきだした楷書ではないか。

・目立つ例なので、もう誰かが言ってますよね。きっと。S原さんとか。