・私は「蔑む」を「さげずむ」と読んでしまう。読むくらいだから、平仮名でなら、そのようにも書く。が、国語辞典には「さげすむ」しかないから、私は間違っていることになる。

・友はいないかと調べてみた。グーグルで検索すると次のよう。
  「“さげすむ”」約 112,000 件 *
  「“さげずむ”」約 21,000 件
  「“さげすんだ”」約 28,000 件
  「“さげずんだ”」 約 2,820 件
 数値は参考にしかならないが、けっこう仲間は居てくれることにはなる。心強し。ただ、「さげずむは誤りだ。」というのもヒットするから、友ばかりとはかぎらない。

・この言葉、「下げ墨む」に由来するとか。で、「下げ墨む」は「下げ墨」から。錘のようなものを上から垂らして垂直を調べること(もの)。モノとしては、墨壷の類だったり、応用したものなのだろう。「垂直を吟味する→評価する→他人を評価する→見下す」と派生していったか。

・名詞「下げ墨」の一部をむりやり語尾にした動詞だから、作り方としては「ダブる」「ググる」と一緒で俗語っぽさがあることになる。少し意外だけれど。

・元をたどれば「下げ墨」という複合語だから、一縷の望みもある。調べれば「さげずみ」もあるではないか。複合時の連濁形である。ならば一概に「さげずむ」が排除されなくてもいいわけだ(と強弁する)。

*ダブルコーテーションでくくると、原則として、その文字連続だけを検索してくれる(記号などが介在することもある)。