・教育学部博物館の資料目録を作ってくださっている方から「本年度分の目録冊子ができました」といただいた。隣の地域科学部のH澤先生が監督している事業の成果。ありがたいことと、と奥付を見れば私の名前がある。なにもしていないのだが…… いや、一と月ほどまえに、版本部分の目録のありようについて聞きにきたのだった。そのときは、大した話しもしなかったけれど。

・日本史側の目録で古いものだと、まず古文書が第一に尊重される。事実関係をそのまま知る手掛かりになるから第一級の資料というわけである。反面、版本などは継子扱い。下手をすると、表紙書いてある文字がそのまま、その版本の「書名」になってしまう。いいじゃないかって? いやいや、極端な話、内容とは関係ない落書きがあれば、それが「書名」になるのだ。

・まぁ、それはやはり極端な話しだけれど、ちょっと中を見て「節用集」などと書いてくれてることもある。が、私のほしい節用集ではなく、大雑書だったり、往来物だったり、漢和字典だったりする。その逆もあるから頭をかかえる。せめて、外題・内題・柱題といった書名のありようを知っていてもらって、それぞれを記してくれればよいのだが。破損しても残存確率が高い内題だけでもいい。

・そんなような話しともつかない話をしただけで、協力者にしていただいた。申し訳ないことである。