
・翌朝は、合掌集落を移築したテーマパーク様のところをささっと回る。国指定文化財の民家は概観も中もなかなかよかった。奥の間には長大な雛壇。昔は、土人形を雛飾りと一緒に飾ったそう。題材も様々で、神功皇后から平家物語・日露戦争などなど。土地土地で作られていたので同じ題材でも微妙に違うとか。ほかの移築民家はお土産物屋などに転用されているのが巧拙あるよう。やはり……

・ともかく先を急ぐ。国道257号をひたすら南下。手前の山を一つ二つ越えてしまえば、川が削った広々した谷を下るだけの道。「うら(裏)木曽路」ともいうそうな。路線バスで通った萩~津和野や、信州の高原を思い出す。お楽しみは風景だけかと思いきや、「←明治座」の看板。相方が「いらん」というので一旦は流すが、思い返して見に行く。こういうのは私の方が鼻が効くのだ。

・旧加子母村の明治座は、いわゆる芝居小屋。着いてみると、大型バスのご一行様が帰りはじめたところ。おずおずと中に入れば「今日は寒いし、もう終わろうと思ってたところなんですが、どうぞ」と。早く帰れというのではなく、石油ストーブの火を落としたことを詫びたのだろう。席はもちろん、舞台袖・楽屋・奈落・せりあがり・廻り舞台装置とまるっと見せていただく。
・古い芝居小屋といえば、愛媛の内子座や、各務原の村国座、熊本県のなんとか……くらいしか思い浮かばないが、岐阜県にはいろいろ残っているようですね。これらを回ってみるのもいいテーマかもしれない。

・木曽路に入って南木曽の桃介橋へ。ここまで来たら、いかない法はない。なぜか引きつけられますね。この奇観。前回のときは雨模様だったけれど、今回はなかなかの晴天。鯉のぼりも舞ってましたが、それはまた他日。水量が多く、しかも濁ってなくて翡翠色なのがよかった(壁紙用 1067×800 1680×1050)。

・中津川ICから中央高速・東海環状路を抜けて富加駅へ。高速はやっぱり楽。ETCを初めて利用したけれど、何も不都合はなし。桜が綺麗な駅だったと思っていたけれど、この角度だと、屋根のトタンが艶消しになっちゃった。