・前日に切符を買い揃えるという怪挙のせいか、台風はおろか地震まで呼んでしまった。睡眠4時間で1時間遅れの臨時のこだまに飛び乗る。全席普通車自由席とのことなのでグリーン車両にいけば、他の車両同様立ちんぼ。ちょっとさもしい、恥ずかしい。私より少し年の若い女性が、カーブで身体に接触する(というか押しつけられる)たびに、「すみません」と言ってくれる。「あ、いえいえ」。体勢を変えれば紳士服のモデルのようだ。京都駅で降りしな「何度もすみませんでした」という。今どき珍しく礼儀正しい人だ。こちらもイエイエ人形じゃない。「どうぞお気になさらないで」と応じる。
・下鴨神社へ市バスで。ちょっと待たされて満員気味の205系。妖怪人招きが乗るんだから仕方がないか。お年寄りが降りるたびに私にぶつかるのはどうしたことだ。足を踏まれても「すんまへんどした」と足を引くのが京都人ではないの? 降りれば、すぐうしろに4系・205系の空いたバスが…… ん~、京都に慣れない。
・資料収集はかんばしからず。表紙も初末丁もなくなった聚分韻略を買うのみ。ひょっとして古いものじゃないかとの下心。でも、貞享・元禄くらいなんだろうな。300円。互いに微苦笑。以下心中文。「これ、買う人いたんだなぁ。値段付けちゃったよ」「『これ、買う人いたんだなぁ』と思っているんだろうな」。
・京大院文学研究科の図書館で調査。睡魔と戦いながら、以前見た易林本ほかを見る。見終わって出納係に「こちらには和本の分類目録はありますか」と尋ねてみる。蔵書が『国書総目録』に記載されているのだから、もとになった目録を実見してみたい。「(登録の)古いものですが」と出された台帳風のものを見れば、なんと易林本は全部で3本もあるではないか。「うっ、見たい……(じゅる)」とつぶやけば察してくださった。1本は修繕中で見られなかったが、満足。小回りが利く図書館て助かります。ありがとうございました。
・17時以降は閲覧できない。まだ明るい街中を見物したいが、足が限界。バス205系・206系と乗り継ぐ。千本通りは久しぶり。バス通りにはあまり鍾馗もいないみたい。それでも5体確認。
・新大阪発の新幹線は5分程度の遅れで京都着。名古屋まで各駅に停まるひかりに乗れば、となりのお二人は国語の教員らしく、「○○指導案」なるプリントを持って話している。何事か口をはさみそうになる。