青空フリーパスで松阪・田丸・鳥羽へ。
・休日のこの日、快速みえ5号は4両編成。3・4号車乗車位置には待つ人すらない。発車5分前着で十分空席にありつけた。ホームの売店で昼食用に「幕の内昭和」を購入。680円なり。これでいいんですよね。右奥のは牛肉の佃煮。
・松阪着。駅前観光センターのレンタサイクルは出払っていた。仕方なくもらった地図を片手に歩くが、結構歩けるもので、三井発祥の地・松阪商人の館・本居宣長旧宅・長谷川家(なぜか大型凧絵が)・城址(藤棚が立派)・宣長墓所などを回って2時間ほど。途中、本居宣長旧宅あたりで、「すみません、その地図、どこでもらえるんですか?」と聞く妙齢の女性あり。駅前のセンターを教えつつ、別に持っていたパンフ(城址のだったか)を差し上げる。墓所のお寺では「小学生」鍾馗(鍾馗博物館より)確認。小さい。
・さて、知る人ぞ知る城下町・田丸を見るべく、各駅停車で参宮線に入っていく。と、名古屋で取り出したガイドブック『伊勢志摩本』を快速みえ内に忘れてきたことに気づく。あれあれ。田丸の城は石垣しかないが、しっかりしたもの。郷土史家のような方に話を聞けば、お城の御殿などは民家・寺院に解体・移築されたものもあるとか。のちに、郷土館裏の再建書院を見たり、なぜかとなりにあるC58によじのぼったり。「古い町並みは?」と連れがきけば、参宮線南側の一帯を指さされたので行ってみる。こじっかりした古めな家々があった。折り重なった破風を、片や朱、片や緑に塗る家もあったが、まじない?
・予定していた、東に伸びる県道は手つかず。さきをいそぐ。駅に戻ればクラブ活動の中学生がひとかたまり。待っていた各駅停車は1両編成。心もとない。伊勢市駅につけば、増結して折り返す。その作業のすべてがホームに居ながらに見られるので、比較的若いカップルや、おじさんたちも連結部に近寄ってきた。珍しいのかな。なんだか、そちらの様子を見る方が面白いかな?
・ほどなくやってきた快速みえでさらに鳥羽まで。田丸でもう1時間いてもよかったが、伊勢市あたりで帰りの列車に空席があるかどうか不安だし。鳥羽につけばいそいそと食堂「ふる里館」へ。ここで定食をとると、伊勢海老半身入り味噌汁と豪華なおまけがついてくる(『伊勢志摩本』情報)。貝焼き定食とお作り定食にすると、アラ炊き・小鰯の目刺し・わらび餅風ところてんがつきました。今度は焼き牡蛎とエビフライ定食に挑戦しましょう。あとから入ってきた学生4・5名が伊勢海老の刺身を見ては感嘆の声をあげ(もちろん彼女たちが注文したものですが)、雰囲気を盛り上げてくれました。あれがなったら、ぼそぽそ話す客ばかりになる。ありがとう。
・ざざっと食べたら、最終の快速までは時間がある。海縁に完成したデッキのベンチに座っては、行き交う船を見送る。青空フリーパスをO氏に教えられてから、もう5・6回は来ているはず。一度も近鉄に浮気しないあたりが、我ながら可笑しい。もちろん、電車の近鉄の方が静かだろうし、特急ならさらに快適でしょう。
・急遽加わった最終目的。『伊勢志摩本』回収ミッション。伊勢・鳥羽のポイントに付箋紙を貼ってあるので、終点の鳥羽駅で保管されていはすまいか…… 改札・販売・アナウンスを一人でこなす駅員に聞く。「みえ5号で忘れ物です。ガイドブック、A4版の……」「ん? 白いカバーかけてあったりする?」「それです!」。ビンゴでした。
・最終の快速は二両編成ながら、がらんとしている。いつもの休日と同じように見えた。