・うちの校舎は凸型。肩部分の屋上は、私の研究室と同じ階にあたる。便利なのでここで和本の掃除をする。今日は、首尾よく入手した元禄の和玉篇(漢和辞典)をパタパタ、サッサッか。と、何のゆえか2年生たちがぱらぱらとやってきた。聞けば、変わった景色をみたいとか、夏の花火大会の下見のようなことを言ってる。でも、目は和玉篇に釘付け。
・「あれ? これ、古そうですねぇ」
 「元禄中頃だから、1700年前後じゃないかな」
 「300年前!?」「買われたんですか?」「触ってもいいですか?」
 「どうぞ、どうぞ。袋綴だぞ! さて、いくらでしょう?」 
 「う~ん、4万円! いえ8万円!」
 「よしっ! 売った!」(ぼろ儲けとはこのこと。(^ー^) )
 「龍三つ重ねたのが、一番画数多いんですよね。あるかな?」
 「索引だと5巻目の20丁なんだけど…… ところでこれ、版画なんだよ」
 「ええっ! こんな曲線、彫れるんですか??」
・可愛いなぁ。(^_^) 今日は、ちょいとめげることのあった日。一気に救われた。