・ずいぶん前の日の夕刻。愚妻と岐阜駅前を歩いていると、複数人の乗った車が迫り、「不倫ですかぁ~」と声をかけてきた。若い声なので学生らしいが、うちの学部には間違ってもこういう不作法な連中はいない(!)。共通教育で見知った他学部のやからであろう。それにしてもいきなり不躾な掛け声である。こちらは無反応。
・ところが、愚妻の機嫌は悪くない。失礼だとは思ったのだろうが、反面、妙に嬉しそうある。何を考えているのか。
・といったことを、院生の前で話したら、「先生、それは不倫に値するほど〈若い〉とか〈魅力的だ〉とか思ったんですよ♥」と教えてくれた。はぁ、そういうものですか。「まったく……」と言いかけて次の言葉を飲み込んだ。「女というヤツは分かりませんね」。その場にいた院生は女子2名(現職の小・高の若い先生)だったからである。